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【2025年版】家を買うタイミング完全ガイド|年齢・暮らしの変化・貯金

【2025年版】家を買うタイミング完全ガイド|年齢・暮らしの変化・貯金

家を買うタイミングに「正解」はありません。年齢やライフイベント、そして資金状況によって最適な時期は変わります。特に2025年は物価の上昇や金利の動きもあり、「今買うべきか、もう少し待つべきか」で悩む人が増えています。本記事では、年齢・暮らしの変化・金銭面から家を買うベストなタイミングを整理しました。読み終えるころには、自分に合った判断軸が見つかるはずです。

この記事を読むメリット

  • 年齢別の購入メリット・注意点がわかる
  • 転勤・独身・子なし・離婚などケース別の判断基準がわかる
  • 貯金や返済負担を踏まえた「金銭面からの判断」が理解できる

1. 家を買うタイミングはいつが正解?|2025年の考え方

家の写真1

家を買う“正解”は一つではありません。年齢や家族の状況、そして資金の準備度合いによって、適したタイミングは大きく変わります。2025年は物価上昇や金利動向も注目されており、「今買うべきか、待つべきか」で迷う人が増えています。判断の軸となるのは大きく3つ。

年齢:返済期間や完済年齢の目安をどう考えるか

暮らしの変化:転勤・結婚・出産・離婚など、暮らしの変化にどう対応するか

お金:頭金や諸費用、返済比率に加え、物価や金利の影響をどう捉えるか

この3つの視点を整理することで、自分に合った購入タイミングが見えてきます。次章からは、それぞれをより具体的に掘り下げていきます。

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データで見る“買いどき”の傾向(2024–2025)

三菱UFJ銀行「住宅購入のきっかけは何だった?条件・ローンの選び方も調査!」(MUFG銀行コラム)の住宅購入を考えた1番のきっかけの棒グラフ

出典:三菱UFJ銀行「住宅購入のきっかけは何だった?条件・ローンの選び方も調査!」(MUFG銀行コラム)

  • 買い手の中心は30代。三菱UFJ銀行の調査でも、結婚・第一子誕生・金利動向が購入の主なきっかけとして上位に挙がります。
国土交通省『令和6年度 住宅市場動向調査~調査結果の概要(抜粋)~』の住宅購入資金の棒グラフ
国土交通省『令和6年度 住宅市場動向調査~調査結果の概要(抜粋)~』の子育て世帯の割合

出典:国土交通省『令和6年度 住宅市場動向調査~調査結果の概要(抜粋)~』

  • 子育て世帯×分譲戸建ての比率が高い(65.2%)。一方、既存(中古)集合は若者夫婦の比率が相対的に高めで、ライフステージによって選ぶ物件種別が分かれる傾向です。
国土交通省『建築行政に係る最近の動向(データ集)』の建設資材価格の棒グラフ

出典:国土交通省『建築行政に係る最近の動向(データ集)』

  • 購入総額は上がりがち。注文住宅の購入資金平均は約6,188万円、分譲集合は約4,679万円。資材・人件費の上昇が背景にあります。

つまり、「年齢(30代中心)×暮らしの変化(結婚・出産)×お金(資材高・金利の見極め)」が、実際の購入行動にも表れています。次章から、この3軸を具体的に整理します。

2. 年齢別に見る|家を買うタイミングの目安

家の写真2

年代別“買いどき”早見表

(◎=とても有利 / ○=有利 / △=留意 / ×=不利)

指標 \ 年代

20代

30代

40代

50-60代

住み替えリスク(転勤・結婚など変化の多さ)

×

返済余裕(長期で月負担軽く/完済年齢)

◎(40–50代で無借金可)

○(定年前完済しやすい)

△(完済年齢に注意)

×(短期返済前提)

頭金余力(貯蓄の蓄えやすさ)

×

教育費との重なり(家計圧迫リスク)

◎(重なり小)

×(重なり大)

×(ピーク期)

◎(重なり解消)

老後適合(立地・バリアフリー等)

年代別ポイント(メリット/デメリット+わかりやすいまとめ)

20代

メリット:長期ローンで月々軽い/40〜50代で完済も可能/資産形成の起点にしやすい

デメリット:転勤・結婚などで住み替えリスク大/頭金不足になりがち

まとめ:ライフイベントの変化が大きいので「最初の家は一生モノ」とは考えすぎず、将来貸せる・売れる立地や間取りを選ぶのが安心です。

30代

メリット:収入が安定/定年前に完済しやすい/子育て期と合致しやすい

デメリット:教育費とローン返済が重なるため、家計負担増

まとめ:最も購入が多い“王道世代”。返済比率25%前後を守りつつ、教育費も確保できる資金計画が欠かせません。

40代

メリット:暮らしの形が固まってきて、必要な間取りが明確

デメリット:返済期間が短くなり、月々の負担増/教育費ピークと重なりやすい

まとめ:ローンは20年以内で完済できる範囲に抑え、教育費と並行しても無理がないように。保険や資産運用とセットで家計全体を調整することが重要です。

50–60代

メリット:教育費の負担が軽い/老後に合う住まいを検討しやすい

デメリット:返済年数を短くする必要があり、頭金も多めに必要/健康状態や団信加入条件に注意

まとめ:

購入するなら駅近・医療アクセス・バリアフリーなど老後に適した条件を優先。広い家ではなく、ダウンサイジングで暮らしやすさを重視するのがおすすめです。

3. 暮らしの変化に合わせた|家を買うベストタイミング

結婚式のイメージ写真

暮らしの変化は、家を買うかどうかを考える大きなきっかけになります。ここでは代表的な状況を取り上げ、それぞれの考え方や注意点を整理します。

転勤族が家を買うタイミングはいつ?

買い時(タイミング)

  • 長期的に同じ地域で勤務できる見込みがある時
  • 社宅・家賃補助の終了時期が近づいた時

ポイント

  • 将来の転勤を見越して**「貸しやすい立地・間取り」**を選ぶ
  • 「自分が住む」だけでなく「貸す・売る」まで考えておく

子なし夫婦の家を買うタイミングの考え方

買い時(タイミング)

  • 将来の家族計画がある程度描けた時(当面は二人で暮らす/将来子どもを想定 など)
  • 仕事や通勤動線が固まり、生活利便性を優先したい段階の時

ポイント

  • 必要な広さを見極め、通勤・生活利便性を優先
  • 趣味・在宅ワーク・ペットなど二人の暮らし方に合う間取りを選ぶ
  • 「今の快適さ」×「将来の変化への備え」を話し合う

独身が家を買うタイミングは早いほうがいい?

買い時(タイミング)

  • 20〜30代のうちに資産形成や安定を重視したくなった時
  • ライフスタイルが固まり、自分に合う住環境を早く確保したい時

ポイント

  • メリット:長期ローンで月返済を抑えやすい/自分優先の選択ができる
  • デメリット:結婚・転勤・転職による住み替えリスク
  • 流動性の高い立地/コンパクト物件でリスク低減

結婚・出産と家を買うタイミングの関係

買い時(タイミング)

  • 結婚直後:二人の生活拠点を固めたい時(ただし家族構成は未確定)
  • 出産前後:病院・保育園・学区など子育て環境を優先したい時
  • 小学校入学前:教育環境を定め、引っ越しをしやすい時期

ポイント

  • 「結婚と同時」よりも、出産〜就学前のタイミングが多く、現実的
  • 子育て環境を重視するなら、保育園や学区・医療アクセスの条件を優先

離婚後に家を買うタイミングと注意点

買い時(タイミング)

  • 離婚直後は賃貸で生活を安定させ、その後数年経ってから検討するのが安心
  • 再購入は、収入や資金計画が安定してから

ポイント

  • 財産分与や慰謝料で資金計画が崩れるリスク
  • ローン審査は収入・信用情報の再評価を受ける
  • 養育費と返済の両立を考慮する必要あり

📌 暮らしの変化は予測が難しいものですが、「今の暮らしを快適にしつつ、将来の変化に対応できる住まい」を選ぶ意識が、後悔の少ない判断につながります。

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4. お金の面から考える|家を買うタイミング

お金から芽が出ている写真

家を買う判断は「資金の準備」と「社会情勢」の2つの軸で考えるとわかりやすいです。

① 頭金・貯金の準備

購入には物件価格以外に以下が必要です。

  • 頭金:価格の10〜20%
  • 諸費用:価格の5〜10%(登記・仲介・保険など)
  • 予備費:引っ越しや家具で50〜100万円

👉 目安は「物件価格の15〜25%を現金で用意」すること。

さらに、頭金を払ったあとも生活費の半年分を残すことが大切です。

また、返済比率(年間返済額 ÷ 年収)は25%以内なら無理のない返済といえます。

頭金なしのフルローンが可能なケースもありますが、審査・金利条件・手元資金の厚み次第で家計の安全度が変わります。生活防衛資金を確保できるかを前提にご検討ください。

② 物価・金利の社会情勢

物価が上がる → 家の価格が上がる

  • 日本では建材や人件費が高騰しており、上昇が続く局面では総額が膨らむ可能性があります(地域や市況により異なります)。

金利が上がる → ローン総返済額が増える

  • 例:3,000万円を35年ローン
  • 金利1%:約3,500万円返済
  • 金利2%:約4,200万円返済(+700万円)

👉 金利は大きな影響があるため、低い時期を狙うのが有利です。

金利動向は、

  • フラット35公式サイト(固定金利の目安)
  • 日銀の政策金利(変動金利の方向性)
  • 大手銀行の金利ページ

で確認できます。金利変動が不安な人は、フラット35(全期間固定)を選ぶのも安心です。

③ 賃貸との比較も視野に

特に50代以降での購入は「結局ローンを払い続けるなら賃貸と同じでは?」と迷う声もあります。

  • 購入が有利:短期返済(〜15年)で老後に負担が残らない/資産として残せる
  • 賃貸が有利:転居の可能性が高い/維持管理の負担を避けたい

👉 月の住居コスト(返済+管理・税)と家賃を比べ、10年以上住む見込みがあれば購入寄りと考えるのが目安です。

④ 建築費・土地価格の高騰

  • 資材・人件費の高騰で、住宅価格は下がりにくい傾向
  • 相見積もりや早めの契約でコスト上振れを抑えるのが有効

💡 まとめポイント

  • 頭金15〜25%+生活費半年分を確保
  • 返済比率は25%以内、長期ローンは繰上返済を前提に
  • 物価は待つほど上がりやすい、金利は必ず確認
  • 50代以降は賃貸との比較も忘れずに

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5. まとめ|家を買うタイミングに迷ったら

メモの写真

まずは資金計画とライフプランを確認しよう

年齢や暮らしの変化に「正解の時期」はなく、家計と暮らしに無理がないかが判断基準です。

迷ったら、貯金額・返済比率・将来の生活設計を数字で整理し、次の一歩を決めましょう。

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まどりLABO編集部代表 野口雄人

代表 野口雄人の写真

東大卒の設計士・一級建築士・エンジニアなどで構成。間取りが大好きなオタクたちの集団で、間取りが好きなあまり間取りをAIで自動生成できるサイトを作成しました。代表の野口は東京大学・東京大学大学院で建築学を専攻しました。