【知らないと損】注文住宅を安く建てるための方法を段階別に完全解説

「注文住宅を建てるにあたってのこだわりは妥協したくない」
「けれど自分たちの予算は絶対にオーバーできない」
そんな気持ちをお持ちの人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、注文住宅を安く建てるためのコツを家づくりの段階別に一挙に紹介していきます。
まだ建築会社を選んでいない人にとっても、また建築会社との契約が済んでこれから家の仕様を決めていく人にとっても、タメになるポイントを完全解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!
段階1:「建築方式(設計の自由度)」で工夫して安く建てる

まず費用が高い順に整理すると、以下になります。
- 完全注文住宅 > セミオーダー住宅 > 規格住宅 > 建売住宅
注文住宅を安く建てる方法の第一歩は、「建築方式」を見直すことです。設計の自由度が高いほど建築費用は上がる傾向があります。
もしこだわりの間取りや仕様が少ない場合は、セミオーダーや規格住宅を選ぶことで費用を抑えつつ、必要な部分だけカスタマイズできます。
また、建築会社によっては規格プランの中でも設備や仕様の組み合わせで安く建てられる工夫が可能です。設計自由度と予算のバランスを意識しながら選ぶことが、注文住宅を安く建てる方法の基本となります。
段階2:「建築会社(施工会社)の種類」を吟味して安く建てる

まず費用が高い順に整理すると、以下になります。
- 建築家 > ハウスメーカー > 工務店 > ローコストハウスメーカー
ローコストハウスメーカーは規格住宅やセミオーダー住宅を中心に提供しており、設計の自由度は低いものの、その分建築費用を大幅に抑えられます。
一方で建築家に依頼すると、間取りや外観、素材選びまで細かく自由に設計できますが、費用はどうしても高くなります。
ハウスメーカーや工務店はその中間に位置し、一定の自由度を保ちながらも、施工の効率化や仕入れのスケールメリットで価格を抑えやすい場合があります。
注文住宅を安く建てる方法としては、まず自分たちがどの程度の自由度を求めるのかを明確にしたうえで、各施工会社の特徴と費用感を比較することが重要です。これにより、無理なく予算内で満足できる家づくりが実現できます。
段階3:「構造形式」を検討して安く建てる

まず費用が高い順に整理すると、以下になります。
- 鉄筋コンクリート造(RC造) > 鉄骨造(S造) > 木造
注文住宅を安く建てるためには、家の構造形式を見直すことが有効です。
RC造は耐震性や耐火性に優れ、大きな間取りやスパンを実現できるメリットがありますが、その分費用は非常に高くなります。豪邸や特殊な設計でなければ、一般家庭では選択する必要は少ないでしょう。
一方、鉄骨造はRC造よりは安価で、ある程度の自由な間取りも可能ですが、木造に比べるとコストは高めです。
そして、最もコストを抑えやすいのは木造です。木造でも、在来工法や2×4工法など複数の工法がありますが、標準的な工法を選ぶだけでも建築費用を大幅に抑えられます。
このように、構造形式を慎重に選ぶだけで、コスパ良く家を建てるためには非常に効果的です。
必要以上に高価な構造を選ばず、自分たちのライフスタイルに合った形式を選ぶことが、注文住宅を安く建てる方法の一つと言えます。
段階4:「制度(補助金・助成金)」を使って安く建てる

注文住宅を安く建てる方法の一つに、国や自治体の補助金・助成金を活用する方法があります。
代表的な国の制度としては、子育て世帯向けの「子育てグリーン住宅支援事業」や、省エネ性能の高い住宅向けの「ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金」があります。
さらに都道府県や市区町村ごとに独自の支援があるのも特徴です。たとえば東京都では「東京ゼロエミ住宅」、墨田区では住宅ローンの利子補助など、地域によって対象や金額は異なります。
これらの制度を上手に利用すれば、追加費用を抑えて安心して家づくりを進めることができます。
段階5:「間取り」の最適化で安く建てる

注文住宅を安く建てるためには、家の「間取り」を工夫することが非常に効果的です。間取りを見直すだけで、建築費用や将来の維持費にも大きな差が出ます。ここでは代表的な5つのポイントをご紹介します。
1. 二階建てで基礎と屋根の面積を抑える
平屋ではなく二階建てにすることで、基礎や屋根の面積を抑えられ、建築コストを削減できます。
2. 外壁はシンプルな形状に
外壁の凹凸を減らし、シンプルな形状にすることで、外壁材の使用量が少なくなり、施工費も抑えられます。
3. 廊下や無駄なスペースを削減
廊下の面積を減らすなどして延床面積を抑えることで、材料費や施工費の節約につながります。
4. 吹き抜けや大開口は控えめに
吹き抜けや大きな窓は材料費がかかるだけでなく、断熱性能にも影響します。控えめに設計するとコストダウンになります。
5. 水回りをまとめて配管費を節約
キッチンや浴室、洗面所をまとめて配置することで配管費用を削減でき、施工も効率的になります。
段階6:「契約・発注」で工夫で安く建てる

注文住宅を安く建てるためには、契約や発注の工夫も重要です。
1. 複数社で相見積もり
まずは、複数社で相見積もりを取ることで価格の透明性を確保できます。まどりLABOを使えば、自分で作った間取りをもとに複数社から見積もりを比較でき、無駄なコストを減らせます。
2. 一部設備は施主発注で節約
例えば、キッチンや照明など一部の設備を自分で発注し、施工だけ建築会社に依頼する方法があります。この工夫により、100万円単位で建築費用を抑えられることもあります。
契約段階からこうした工夫を取り入れることで、注文住宅を安く建てる方法がより現実的になります。
段階7:「オプション」を厳選して安く建てる

注文住宅では、自分好みにカスタマイズできるオプションの魅力が大きいですが、無制限に追加すると建築費用があっという間に膨らんでしまいます。ここでは特に注意したい代表的な5つのオプションをご紹介します。
1. 高級キッチン
アイランドキッチンや高級なメーカーのキッチンはデザイン性は高いですが、費用も大きく増えます。必要に応じて標準仕様を上手に活用しましょう。
2. 高級な内装材・外装材
壁材や床材、外装材を高級グレードにすると見た目は良くなりますが、コストも跳ね上がります。予算と優先順位を見極めることが大切です。
3. バルコニー・屋外テラス
屋外空間は憧れですが、施工費や防水工事の費用がかさみます。本当に必要な場所だけに限定すると節約になります。
4. 造作家具
空間を有効活用できる造作家具ですが、オーダー費用が高額になりやすいです。必要最小限に絞ることをおすすめします。
5. 床暖房
床暖房を計画する場合には、LDKなど滞在時間と人数が多い場所に限定することを検討しましょう。
段階8:「ランニングコスト」を考慮して安く建てる

注文住宅を建てる際、目先の建築費用だけを抑えると、長期的には光熱費やメンテナンス費用で逆に高くつくことがあります。
そこで今回は、将来的なコストを抑えるために、費用をかけたほうが得になるポイントを5つに絞って解説します。
1. 気密性能・断熱性能は信頼できる業者で
家の気密性や断熱性能が低いと、冷暖房費がかさみます。信頼できる業者を選び、適正な費用をかけることが結果的に光熱費の節約につながります。
2. 窓の性能は妥協しない
窓は断熱性能に直結する重要な部分です。安さだけで性能を削り過ぎると、ランニングコストが高くなってしまうので注意が必要です。
3. 太陽光発電の導入を検討
初期費用はかかりますが、十分な試算を行ったうえで導入すれば、電気代の削減効果が期待できます。
4. 床暖房は後付けより最初から
後から設置すると費用が大幅に増えます。予算が許すなら初めから設置する方がコストパフォーマンスが良いです。
5. 強引な値引き交渉は避ける
建築会社との関係は建築後も長く続きます。強引な値引き交渉は品質やアフターサービスに影響する可能性があるため、注意しましょう。
まとめ:短期的視野と長期的視野を大事にして、注文住宅をコスパ良く建てよう
注文住宅を安く建てる方法は、建築費用だけに目を向けるのではなく、家づくりの各段階でコスト意識を持つことが大切です。
間取りの工夫で材料費や施工費を抑えつつ、ランニングコストを意識した設備や断熱性能に適正な費用をかけることで、長期的に見てコスパの良い家を実現できます。
ポイントを押さえれば、妥協せずに理想の家を建てながら、将来的な光熱費やメンテナンス費用も節約可能です。
注文住宅を建てる際は、短期的視野と長期的視野の両方を持つことを意識しましょう。
まどりLABO編集部|代表 野口雄人

東大卒の設計士・一級建築士・エンジニアなどで構成。間取りが大好きなオタクたちの集団で、間取りが好きなあまり間取りをAIで自動生成できるサイトを作成しました。代表の野口は東京大学・東京大学大学院で建築学を専攻しました。