注文住宅間取りシミュレーション入門【間取りは自分で作る時代】

モデルハウスやSNSを見ても、それは他人の家であり、自分たちの生活に本当に合うかは判断しづらいです。
自分で間取りをシミュレーションして確認することは、動線や収納、家事のしやすさを確かめる近道の一つです。
この記事では、間取りをシミュレーションするメリットを確認し、その後に、具体的なシミュレーションツール候補・比較、活用のコツ、そして注意すべき落とし穴までをまとめました!
この記事を読むメリット
- 概要:間取りシミュレーションで“何を確認できるか”が明確になる
- 比較:複数サービスを比較し、最適なツールが分かる
- メリット1:暮らしの本質をチェックする視点が身につく
- メリット2:複数案を比較し、家族の優先順位を整理する方法を理解できる
- 注意点:落とし穴、注意点も事前に把握でき、後悔を防げる
1. 間取りシミュレーションで“何が分かる?”
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メリット① 生活イメージを具体化できる
間取りを自分で描いてみると、平面図だけでは分からない“暮らしの動き”が一気に可視化されます。
例えば、朝の支度や帰宅時の動線、部屋の広さの感覚、風や光の入り方など、生活の流れを自分ごととしてイメージしやすくなります。
モデルハウスやSNSでは見抜けない、“自分たちの生活に合うかどうか”の判断がしやすくなるというメリットがあります。
メリット② 試行錯誤を重ねてベストな間取りに近づける
同じ条件でも間取りの形は無数にあります。
実際に自分で手を動かしてつくり、比較して、微調整を重ねることで、何が暮らしやすさにつながるのかが整理されていきます。
動線重視か収納重視かといった優先順位も自然に明確になり、「これが一番しっくりくる」という納得感のあるプランに近づけることができます。
メリット③ 家づくり全体をスムーズに進めるツールになる
家族で間取りを共有すると希望のすり合わせがしやすくなり、方向性のズレを防げることがあります。
また建築会社へ要望を伝える際にも、自分で考えた間取りがあることで“言葉だけでは伝わりにくい部分”が具体的に説明しやすくなるでしょう。
結果として打ち合わせの質が上がり、家づくりの判断がぶれにくくなります。
2. 主要な間取りシミュレーションツール一覧

間取りシミュレーションと一口に言っても、その役割は大きく異なります。
家具配置に強いもの、現地実測に特化したもの、ゼロから精密な間取りを描けるもの、AIとともに自分にあった間取りプランを作成するものなど、用途はさまざまです。
まずは主要6サービスの全体像を一覧で整理します。
【主要6サービスの目的別一覧】
サービス名 | カテゴリ | 主な目的 | 対応デバイス |
|---|---|---|---|
家具配置 | 3Dでインテリアを配置して試せる | アプリ | |
現場実測 | ARで既存の部屋を自動採寸・図面化 | アプリ | |
業者提案 | 建築会社から複数プランを一括取得 | Web | |
精密作図 | PCで緻密な作図・3D確認 | PC/Web | |
無料間取り生成 ・無料複数見積り依頼 | 条件入力だけで複数間取りを自動生成+無料で複数見積り依頼可能 | Web | |
プラン確認 ・間取り作成 ・3Dパース | 3Dでインテリアを配置して試せる 建築会社が作成した3Dプランを閲覧 | Web |
ルームプランナー|インテリアを直感的に試せるアプリ
家具や内装を3Dで自由に配置できるアプリです。
完成後のイメージづくりに強く、模様替えや家具選びの段階で役立ちます。一方、建物そのものの間取りをゼロから作成する用途には向きません。
magicplan|AR実測で既存住宅を“そのまま図面化”
スマホをかざすだけで部屋を自動採寸し、即座に図面化できるプロ向けアプリです。
リフォーム検討時の「現況把握」に強く、現地調査の手間を大幅に省けます。ただ、新築の間取り作成には基本的に不要です。
タウンライフ家づくり|複数社から現実的なプランが届く
自分で間取りを作るタイプではなく、フォーム入力だけで建築会社から「建築可能なプラン+見積」が届くサービスです。
自作図面が苦手な人や、とにかく早く具体案を比較したい人に向いています。営業連絡が多くなる場合がある点は注意です。
Sweet Home 3D|PCで精密な間取りを作りたい人に
無料で使える本格派の作図ソフトです。
部屋の寸法や壁の厚み、家具の配置などをCADに近い操作で細かく調整できます。
学習コストは高めですが、自分の手でとことん作り込みたい人には最適です。
まどりLABO|条件入力だけでAIが複数案を自動生成→即複数無料見積もり依頼可能
AIが動線・収納などを考慮しながら数十パターンの間取りを自動生成してくれるサービスです。
作図スキルが不要で、比較検討がしやすいのが特徴です。
さらに、気に入ったプランを基に複数社へ見積依頼もできるため、“検討〜相談”までを一気に進められます。
マイホームクラウド|建築会社の3Dプランを高精細に確認
マイホームクラウドは、建築会社から提案されたプランを3Dで確認できるだけでなく、ユーザー自身が間取り図を作成・変更し、ボタン一つで3D化できるツールです。
平面図では分かりにくい部屋のつながりや家具配置が立体的に把握でき、家族で話し合う際の材料としても役立ちます。
家具や設備を自由に置けるため、入居前にインテリアの検討まで行えます。
どれを選ぶ?目的別のおすすめ
- 家具配置・完成イメージを固めたい → ルームプランナー
- 既存住宅のリフォーム前調査 → magicplan
- まず現実的な提案を集めたい → タウンライフ家づくり
- 自分の手で緻密に作りたい → Sweet Home 3D
- 作図が苦手・でも自分の条件を反映させた間取り案を一気に見たい → まどりLABO
- 建築会社のプランを3Dで確認したい → マイホームクラウド
とくに初期段階では、条件入力だけで間取り案を複数を一気に生成できるまどりLABO が最も手軽に始められる選択肢です。
アプリ登録も必要なく、土地の情報と希望条件を入力するだけで、複数パターンの間取りが数秒〜数分で届きます。
さらに気に入ったプランを基に、そのまま複数社へ無料で見積り依頼までできるため、家づくりのスタートを「今日の1時間」で一気に前へ進めることができます。
3. シミュレーションを最大限活かす使い方のコツ・注意事項
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まず“理想の暮らし”を言語化することが重要
間取りシミュレーションを最大限に活かすうえで大切なのは、作図の前に“自分たちの理想の暮らし”を言語化しておくことです。
家事の流れ、朝の支度、どこでくつろぎたいのか、どれだけ収納がほしいのか──こうした価値観を紙に書き出し、目に見える形にしておくことで、シミュレーションの方向性がぶれにくくなります。
間取りを作る作業は、単なる図面づくりではなく、「自分たちの暮らし方を形にしていく作業」だからです。
家族全員の希望を可視化し、優先順位を整理する
家族全員の希望を最初に洗い出しておくと、優先順位が自然に整理され、複数案を比較する際の基準がはっきりします。
結果として、試行錯誤のプロセスが迷走せず、納得度の高いプランに近づきやすくなります。
4. 注意点|シミュレーションでは再現できない“盲点”もある

家具寸法・収納量の誤差は出やすい
シミュレーション上で配置すると問題なさそうに見えても、実際の家具は“厚み”や“開閉スペース”があり、想像以上に場所を取ります。
また収納は「入るかどうか」ではなく「出し入れしやすいか」が重要です。
図面上は収まっていても、片付けのしやすさや動線のスムーズさは再現しきれません。特に冷蔵庫・洗濯機・クローゼット扉など、動くものは要注意です。
音・におい・生活騒音は反映されにくい
画面上の間取りでは、生活音やにおいがどれくらい広がるかは判断しづらいです。
たとえばキッチンとリビングの距離、玄関から寝室までの音の伝わり方などは、実際に暮らしてみて初めて分かる部分が多くあります。
浴室の湿気がどこにこもりやすいか、トイレの位置によるにおいの影響なども、図面では掴みきれない点です。
見た目の印象で必要な広さを見誤りやすい
シミュレーションでは広く見えたり、逆に狭く見えたりする“錯覚”が起こりやすく、実寸の感覚とズレることがあります。
特にLDK・主寝室・子ども部屋は、家具を置いた瞬間に狭く感じるケースが多いです。
「なんとなく広く見える」印象だけで判断すると、入居後に後悔につながります。
必ず実際の家具寸法を当てながら検証する意識が大切です。
5. まとめ

間取りづくりは、暮らし方を形にする大切なプロセスです。自分でシミュレーションしてみることで、生活の動きや広さの感覚、家族の希望が自然と整理され、納得のいく家づくりに近づけます。
まどりLABOで今から始める家づくり
今回紹介したツールにはそれぞれ役割がありますが、まず一歩動きたいなら、希望条件か複数案を瞬時に無料でつくり、表示してくれる「まどりLABO」を試してみるのも良い選択です。
言葉で伝えるだけでは掴みにくかった生活動線や広さの感覚も、複数プランを比較することで具体的に見えてきます。
また気に入った間取りがあれば、その場で無料複数見積り依頼までできるのも、このサービスの良いところです。「理想」でとどまらずに、見積もりを取ってみることで、「現実」に落とし込んでみませんか?
まずはぜひ“どんな間取りが自分たちに合うのか”を知る最初のステップとして、今この瞬間から少しずつ思い描く暮らしをまどりLABOで形にしてみてください。

まどりLABO編集部|代表 野口雄人

東大卒の設計士・一級建築士・エンジニアなどで構成。間取りが大好きなオタクたちの集団で、間取りが好きなあまり間取りをAIで自動生成できるサイトを作成しました。代表の野口は東京大学・東京大学大学院で建築学を専攻しました。



