40坪の家の間取りシミュレーション例|広いリビング・平屋・2階建

40坪の家は「広いのか?狭いのか?」「どんな間取りが可能か?」と迷う人が多いサイズ感です。4人家族にちょうど良い広さとも言われますが、土地条件やライフスタイルによって適切な設計は変わります。本記事では、40坪の家の広さ感、シミュレーションプラン、設計で気をつけたいポイントを整理しました。読み終えるころには、自分に合った40坪プランのイメージがつかめるはずです。
この記事を読むメリット
- 40坪の家の広さ感や必要な土地の目安がわかる
- 平屋・二世帯・リビング広めなどのプラン例が見られる
- 採光・動線・将来設計など注意点を理解できる
1. 40坪の家はどれくらいの広さ?【よくある質問まとめ】

家づくりを考え始めると「40坪って広い?狭い?」「どんな家が建つ?」という疑問を持つ人が多いです。ここではよくある質問をまとめます。
40坪は畳でいうとどれくらい?
- 延床40坪=約132㎡(約80畳)
- 一般的には 4LDK〜5LDK が主流
参考:住宅金融支援機構の調査では、2024年度の注文住宅の平均延床面積は 118.5㎡(約36坪)(フラット35利用者調査 17ページ)。
👉 40坪は全国平均よりやや広めです。
家族○人だと十分?
- 家族4〜5人なら余裕あり
- 子ども2人でも個室を確保できる
- 二世帯も可能だが、水回りや動線の工夫が必要
他の坪数と比べると?
- 30坪:コンパクト(3LDKが多い)
- 40坪:バランス型。LDKや部屋数に自由度あり
- 50坪:ゆとりが大きく二世帯も余裕
土地は何坪必要?(建ぺい率・容積率の違い)
40坪の家(延床132㎡)を建てるには、建ぺい率(1階の広さの上限)と容積率(延床面積の上限)の両方を満たす必要があります。
建ぺい率 | 容積率100% | 容積率150% |
---|---|---|
50% | 平屋:約80坪必要 2階建:約40坪必要 | 平屋:約80坪必要 2階建:約40坪必要(机上では27坪でも可だが非現実的) |
60% | 平屋:約67坪必要 2階建:約40坪必要 | 平屋:約67坪必要 2階建:約34坪必要 |
補足
平屋:延床=1階面積なので、建ぺい率で土地が決まる。
2階建て:容積率がカギになる。
- 容積率100% → 延床=敷地面積なので40坪必要。
- 容積率150% → 机上の計算では27坪から建築可能だが、1階が極端に小さくなり非現実的。実際には40坪(建ぺい率50%)〜34坪(建ぺい率60%)が目安。
👉 都市部の狭小地(20〜30坪)では40坪の家は厳しいことが多いです。
👉 詳しくは 以下の記事をご参照ください。
平屋は可能?
- 可能だが 土地に余裕が必須
- 建ぺい率50%なら80坪以上の土地が必要
駐車場は2台置ける?
- 土地70坪以上なら2台+庭も確保しやすい
- 敷地条件によっては40坪+駐車2台も可能
庭はとれる?
- 配置次第で小〜中規模の庭を確保可能
- 郊外なら家庭菜園やウッドデッキも実現できる
まとめ
40坪は「家族4〜5人にちょうど良い広さ」で、間取りの自由度が高い規模です。ただし土地条件(建ぺい率・容積率)によっては実現の工夫が必要になります。
2. 40坪の間取りシミュレーション
1. リビングを広くとったプラン(平均LDK面積との比較)

- LDKを25畳確保(平均15〜18畳より広い)
- 1階:主寝室+水回り → 将来は平屋的な暮らしも可能
- 2階:子ども部屋6畳×3室
👉 感想:広いリビングと十分な部屋数を両立、子育て世帯に最適。
2. 平屋40坪プラン

- LDK32.5畳、主寝室10畳、子ども部屋7.5畳×2
- 中庭で採光・通風を確保
- 土地70〜80坪以上が必要、敷地次第で駐車2台や庭も可能
👉 感想:動線がシンプルで、将来も暮らしやすい現実的な平屋。
3. 2階建て・4LDKプラン

- 1階:LDK18.5畳+主寝室7.5畳+ワークスペース+和室
- 2階:子ども部屋7.5畳×3室、水回りを配置
- 駐車2台確保、標準的で現実的な40坪プラン
👉 感想:派手さはないが、家族4〜5人で快適に暮らせる王道の間取り。
4. 建ぺい率・容積率を踏まえたプラン

- 1階:主寝室8畳+子ども部屋7.5畳+セカンドリビング10畳
- 2階:LDK25畳+パントリー3畳
- 制約のある敷地でも工夫で40坪を実現
👉 感想:土地条件が厳しくても、ゆとりを確保できる工夫型プラン。
3. 40坪の家づくりで気をつけたいポイント
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40坪は間取りの自由度が高い一方で、設計の工夫次第で快適さが大きく変わります。特に次の3点を意識しましょう。
採光・通風を意識した窓配置
南向きのリビングは日当たりが良く人気ですが、西日は夏に暑さの原因になります。窓の大きさや位置を工夫し、風の通り道を確保することも重要です。
家事・生活動線の工夫
キッチンから洗面所や物干しスペースへの動線が短いと、家事の効率が大きく変わります。収納を適切に配置することで「物を取りに行く手間」も減らせます。
将来のライフステージ変化への対応
子どもが成長して部屋が必要になったり、夫婦だけの生活に戻ったりと、家族の形は変わります。仕切れる子ども部屋や1階に寝室を置く設計は、長く住み続ける工夫になります。
👉 まとめると、40坪は広さがあるからこそ「光・風・動線・将来の変化」を意識することで、快適さと暮らしやすさを両立できます。
https://madori-labo.com/articles/making-use-of-subsidies-
4. まとめ|40坪の家づくりはAIシミュレーションで具体化できる

40坪は、家族4〜5人が暮らすのにちょうど良い広さです。リビングを広くとったプラン、平屋、二世帯住宅など、ライフスタイルに合わせた多様な間取りが実現できます。
ただし、採光や通風、家事動線、将来のライフステージ変化への備えなど、設計の工夫が快適な暮らしを大きく左右します。土地の条件によっては建ぺい率や容積率の制限もあるため、早い段階でシミュレーションしておくことが安心につながります。
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まどりLABO編集部|代表 野口雄人

東大卒の設計士・一級建築士・エンジニアなどで構成。間取りが大好きなオタクたちの集団で、間取りが好きなあまり間取りをAIで自動生成できるサイトを作成しました。代表の野口は東京大学・東京大学大学院で建築学を専攻しました。